日本から飛行機で 11 時間。ネパールの GHANDRUK から来日して7年。技能実習生の日本語能力は簡単なやり取りができる程度のＮ4～Ｎ5なのに対し、ラスミラさんは介護、福祉系の専門用語に加え、日常会話やビジネスシーンのやり取りも理解できる N2 レベル。最初は戸惑った阿波弁も現在は難なく使いこなしていて、お年寄りとの会話もスムーズに行える。「日本に来たきっかけは子どもの頃から日本が好きだったから。ネパールの家の近くは観光名所で、多くの日本人が訪れていた。日本人＝優しいと親しみを感じていて、いつか日本で働き、看護師になりたいと思っていた」と話す。来日した当初は日本食が苦手だったが、今は自分で調理するまでに。スパイスなどをインターネットで購入し、ネパール料理を作ることもあり、異国の地から故郷に思いを馳せることも。日本での生活は気に入っていて「これからも日本で暮らしたい」と話してくれた。