元々日本のアニメが好きだったサイモンさんと妖怪文化に興味があったメイさん。自然の中で様々な体験ができるプロジェクト内容に惹かれ、阿南市を選択したそう。加茂谷地区の最大の魅力は「平和で静かな環境」という 2 人。2人が暮らすドイツのハンブルクは、1日の平均利用者数は約 55万人ともいわれるドイツ最大の利用者数を誇るハンブルク中央駅があり、「街の騒音はストレス」という。加茂谷は阿南の中でも自然豊かで過ごしやすい地域だが、意外にも困っているのが「水」なのだとか。ドイツの水に比べ、塩素濃度の高い日本の水はしょっぱく感じるため、大きな炭酸水を購入し、飲料水として利用している。また加茂谷といえばかつて洪水による浸水被害にも遭ったところだが、近年、ドイツでも集中豪雨による大規模な水害が起きていることもあり、あまり問題視していないという。ドイツに帰国するまでの間、ここでしかできない体験を通じて「視野を広げたい」と話した。